2011年12月10日

東日本大震災 被災動物視察

東日本大震災の被災地視察に2日間行ってきました(≧∀≦)寒かったです
日本全国各地から45名の獣医師が参加し、被災動物の現状を視察してきた。
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@三春 第二シェルター   理想的なシェルターワークのできる環境。
A飯野 第一シェルター   当初、あの混乱の中での活動拠点 多数動物を保護。
B仙台市動物管理センター  行政としての初動マニュアルに感心した。
C宮城県動物愛護センター  獣医師会とボランティアそして行政の連係に感服。
D名取市沿岸視察      何となく空気が重たく異様な感じ。
Eアクアマリンふくしま   他県の水族館との強固な信頼と協力関係を見た。
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 本来ならば、私は九州動物学院に被災動物達を100頭連れて、帰るつもりでしたが…
現実には、譲渡できないワンちゃんネコちゃんが大半を占めていました。被災した動物達の多くは飼主がわかってるにも拘らず、また家族みんなで暮らすという希望があり、被災者(飼主)は動物の所有権を放棄していません。でも実際には、仮設住宅にも避難所にもペットと一緒に暮らせるという望みはなく、飼主の迎えを健気に待つワンちゃんの姿と悲しげな眼差しに心打たれます。
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 全国からの譲渡受入先はあるのだからワンちゃんの将来ために、譲渡した方が良いのではと思いましたが被災者(飼主)の心情は住む家を失い、家族を失い、そしてペットも手放すのは、計り知れない深い悲しみです。到底、外部の私達には想像を超える深い精神的なキズなのだと痛感しました。
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 連日、シェルターの看護師は多くの人々にインタビューされています。
 「食事はあげてますか?」
 「散歩は行ってあげてますか?」
 「ウンチで汚れてましたけどシャンプーしてあげてますか?」
 「寒くないですか暑くないですか?」
 「ケガしてる仔に治療してあげてますか?」
そんなあたりまえにしてる作業を連日聞かれる事に悔しいと涙ながらに話をしていました。
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 私達はテレビやインターネット等のメディアから流れる情報だけで物事を判断しがちです。しかし現地の獣医師や看護師と直接話を聞き、現実を実際に見て、そこに至るまでの経緯を含めてこそ、本当に必要な事を感じ取れる。「現実は自分で行動し、見て感じた事だけが真実なのです」
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 多くの人々の災害動物に対する救護精神は同じなのに、動物関連者は協力し合うことが不器用でそれぞれが単独行動をします。未曾有の非常事態には、行政やボランティアをとりまとめ、災害時に大きな組織を動かせる力量あるリーダーの出現が必要不可欠です、それとともに動物関連の法律の改正も進める必要があります.
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 今回のように大震災が発生するともちろん人命が第一優先なのはわかりますが、「いま時期、動物の救助の時ですか!」と怒られ、「ヒトの生死の時に、動物は後です」と非常にやりきれない事態がおきているのです.「人と動物の絆」が重要になってきている現代社会において、動物関連に携わる私達の責任及び使命はとても大きく、次に予期される大震災に備えて、災害時動物救護のあり方を獣医師/行政/ボランティアの三位一体で一刻も早く真剣に考える必要があると思った。
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posted by 徳田昭彦 at 20:59| 熊本 曇り| 竜之介動物病院 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする